日本の原風景ってなんだ?

先日、コスモスと富士山の写真をアップロードしたら、スロヴァキアの方から思わぬ反応を頂いた。曰く、コスモスの原産地はメキシコで、それが明治時代になって日本に渡来した。そして、日本で爆発的に増殖して、秋の風物詩として定着した。美しい写真だが、生態系にとって好ましくないことだ。

なんと、100年ちょっとしか経ってなかったのか! コスモスがたった百年余りで日本全国に爆発的に増えたということは、よほど日本の風土と相性が良かったのかもしれない。しかし、その影響で日本原産の植物が衰退した可能性もありそうだ。ついつい、綺麗だったらそれでいいじゃん、と思って撮りがちだが、真剣に考えたほうが良い問題なのかもしれない。

Yuga Kurita Mount Fuji Terraced Rice Fields Lycoris radiata_9E49437
Nikon D800E w/ SIGMA 24-105mm f/4 DG OS HSM

富士に棚田に彼岸花。あ〜これぞ日本の原風景! しかしながら、曼珠沙華の原産地は中国の揚子江で、稲作とともに中国から伝わったという説が有力らしい。
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( ゚д゚)ハッ! そうか、お彼岸か!

YUGA KURITA Mount Fuji Taikanzan Dawn_DSC7785

Nikon D5300 w/ AF-S Nikkor 18-140mm f3.5-5.6G ED VR

さて、平日だし、久しぶりに晴れそうだから箱根でも行って富士山を撮るか〜、と午前3時前に家を出て大観山に向かった。ちなみに大観山の発音は「たいかんざん」である。「だいかんざん」では無い。なんでも日本画の大家である横山大観が、ここから富士山を描くのが好きだったので「たいかんざん」になったそうだ。「横山大観すげ〜!」この話を聞いた時、私は思わず唸ってしまった。明治以降に活躍した人で、それほど大昔の人でも無い。それでも、自分の名前をこんな立派な山に残すなんて、もの凄い偉業ではないか! しかし、待てよ、じゃ横山大観が現れる前は、この山はなんて呼ばれていたの( ・ω・)モニュ? という疑問が当然湧いてくる。どうやら、この山は昔から景色が良かったので大観山(だいかんざん)と呼ばれていたそうだが、横山大観にあやかって濁らない「たいかんざん」に呼び方を変更したという説があるようだ。実際に箱根新道の「芦ノ湖大観インターチェンジ」は「だいかん」と発音するようだから、昔ながらの地名は「だいかん」なのかもしれない。しかしながら、信頼性の高そうなしっかりした情報源は探しだすことができなかった。この辺りはまた今後も調べていきたい。

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富士には秋桜もよく似合う

YUGA KURITA Cosmos Mount Fuji Lake Shoji_4E00970
Nikon D800E w/ AF-S Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5G ED

「富士には月見草がよく似合う」というのは太宰治の有名な言葉です。これは、太宰が自分を、日本の象徴で荘厳な富士山とは対照的な、地味で目立たない月見草に仮託して言った言葉で、実際に目で富士山と月見草を見てそう言った訳ではないことは先日のブログのポストで述べた。しかし、どうもこの言葉が有名になっているので、試しに月見草を富士山と撮ってみたが、どうも今ひとつしっくりこない。やはりこの時期に富士山をバックに撮っても負けていない華やかさがある花といえば、コスモスではないでしょうか?
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国師ヶ岳に登ってきた!

Yuga Kurita Mount Fuji from Mount Kokushigadake DSC02089

Sony α7 (ILCE-7) w/ FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS (SEL2870)

前々から国師ヶ岳から富士山を撮りたいと思っていたのだが、なかなかタイミングが合わずに今まできてしまった。去年の11月に来た時は、大雪のために予定より早く林道のゲートが閉まっていて通れなかった。約10が月ぶりにリベンジが出来たわけだ。

夜中に家を出てワゴンRを夜の闇に滑らした。目指すは大弛峠の駐車場。山梨県内の移動とはいえ、南の端から北の端までの移動なので、Google Mapによると3時間ほど掛かるという。途中で鹿2匹の飛び出しと、狩りの最中の狐さんに遭遇したが、無事に予定より早く駐車場に到着した。山梨は自然が豊かで、人口が少ないので車の運転中によく野生動物に遭遇する。動物注意の標識を見たら本当に注意して欲しい。

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長秒露光は哲学だ。

YUGA KURITA Mount Fuji Chureito Slow Shutter ND filter_4E00245

Nikon D800E w/SIGMA ART 24-105mm F4 DG OS HSM

写真撮影の経験をある程度積むと、ライティングの重要性に気づくことになる。ポートレイトや物撮りなどでは、いろいろと自分でライティングを工夫することが腕の見せどころになったりする。素人と玄人の差が出るところだ。しかしながら、富士山のような自然風景の場合は、何しろ被写体が巨大なので基本的には自分でライティングはできない。したがって、自然が良い感じでライティングしてくれるように場所や時間を吟味して撮影に出かける。もちろん、自然は必ずしもこちらの思い通りには動いてくれないので、空振りも多くなる。

昨日はずっとどんよりと曇っていたのだが、何故か富士山ははっきりと見えていた。ライティング的には冴えないので、伝統的な風景写真家の多くは撮影しないと思う。しかし、雲が多い日は長秒露光で雲を流してダイナミックな写真を撮るチャンスでもある。最近は富士山がなかなか見えないのでフラストレーションがちょっと溜まっていた。あまり条件は良くないが写欲はあるので、富士吉田市のシンボル忠霊塔がある新倉浅間公園まで撮影に出かけた。

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田中長徳写真展『ライカと共に、世界の果てへ / WIEN1973』

田中長徳写真展『ライカと共に、世界の果てへ : WIEN1973』Yuga Kurita_4E00242
Photo: Nikon D800E w/ SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM

田中長徳さんの写真展『ライカと共に、世界の果てへ / WIEN1973』を見に、東京京橋にあるISLAND GALLERYに行ってきました!

昨日は初日でYouTube Live Talkも行われたのですが、実はこれがお目当てでもありました。長徳さんの写真ももちろん素晴らしいのですが、トークもウィットとユーモアに富んでいて素晴らしい。あっという間に一時間経ってしまいました。
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