WordPress多言語サイトの最適な構築法

WordPressを使用した多言語サイトの最適な構築法を調べると、下記の3つの方法があることが判明する。

  1. プラグインを使用
    Bogo、Polylang、WPML、Multilingual Press、Translator等の多言語化プラグインを使用する。
  2. サブドメインを使用
    ja.yugakurita.com, en.yugakurita.comのように言語ごとにサブドメインを作成する。
  3. サブディレクトリを使用
    yugakurita.com/ja, yugakurita.com/enのように言語ごとにサブディレクトリ(フォルダ)に分けてサイトを運用する。

この中で一番かんたんなのが1.のプラグインを使用する方法です。このサイトは2014年に立ち上げましたが、私がもともと日英翻訳者だったこともあって立ち上げ当初から多言語サイトとして運用しています。

当時利用できた無料のプラグインの中からmqTranslateというプラグインを選択しました。当初は全く問題なかったのですが、やがて問題が発生。ディベロッパーがプラグインの更新をやめてしまい、WordPress4.0以降に対応しなくなってしまいました。

しばらくの間は3.9.xで頑張っていましたが、結局のところ今年の春頃に断念して、日本語と英語を両方とも同じページに表記するというスタイルで、最新のワードプレスに対応しました。

しかし、日本語と英語を両方とも同じページに表記して、日本語のユーザーはページ先頭のリンクで下に飛ばす、という方法はスマートではないし、とりわけ下に表示される言語のユーザーには使いづらいサイトになってしまいます。またGoogleも推奨していないので、SEO的にもまずい。

この経験を踏まえて言うとプラグインを使用したWordPressウェブサイトの多言語化はおすすめできません。特に長期に渡って運用する場合は避けたほうが無難でしょう。

という訳で、2.のサブドメインを使用した多言語化か3.のサブフォルダーを使用した多言語化のどちらかを選択しなければならない。

当初は2.のサブドメインを使用した方法に惹かれました。といのもサブドメインを使用した memo.yugakurita.com や diet.yugakurita.com を作成した経験があったので、簡単だと思ったからです。XSERVERを利用しているのですが、管理ページから簡単に作成することができました。

一方3.のサブディレクトリを利用したマルチサイトの構築は、調べてみるとwp-config.phpファイルの編集が必要だったりして少々面倒くさい。とはいえ、SEOに関して言うとサブドメインの場合は元ドメインとの間の評価の受け渡しがあまりされないようです。

 

長期的視点で考えた結果、ウェブサイトの多言語化はサブディレクトリ形式がベストとい結論に達しました。

 

昨日サイトの大工事を行いました。今後は yugakurita.com/ja を使用して日本語の投稿を行っていきます。

5年の歴史があるサイトをサブディレクトリ化するにあたっていくつかの問題に遭遇したので、WordPressサイトのサブディレクトリによるマルチサイト化の方法とトラブルシューティングについて次の投稿で説明します。