Nikon D800E w/ AF-S Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5G ED
「富士には月見草がよく似合う」というのは太宰治の有名な言葉です。これは、太宰が自分を、日本の象徴で荘厳な富士山とは対照的な、地味で目立たない月見草に仮託して言った言葉で、実際に目で富士山と月見草を見てそう言った訳ではないことは先日のブログのポストで述べた。しかし、どうもこの言葉が有名になっているので、試しに月見草を富士山と撮ってみたが、どうも今ひとつしっくりこない。やはりこの時期に富士山をバックに撮っても負けていない華やかさがある花といえば、コスモスではないでしょうか?
上のショットは精進湖で朝に撮ったものですが、休日だったせいか、学生さんがカヌーの練習をしていて平和な雰囲気でした。精進湖は湖畔に直接車を乗り入れて撮れてしまうので、気楽に富士山が撮れる場所です。また、個人的にはAUのLTEが入るので、「富士山待ち」の間、MacBook Airでいろいろと作業できるのがありがたい。
Nikon D800E w/ SIGMA ART 24-105mm f/4 DG OS HSM
上のショットは山中湖村にある花の都公園で撮ったショット。春から秋にかけて季節の花を富士山と一緒に鑑賞できる素敵な場所です。屋外無料エリアだけでも十分に楽しめるので、こちらに来た際には訪れてみてください。駐車場は有料で一台300円也。iPhoneの懐中電灯機能をつかってライティングして、コスモスを一輪浮かび上がらせています。これだけボケていても一発で富士山だとわかるのが、さすがの存在感です。Nikon D600 w/ AF-S Nikkor 24-85mm f3.5-4.5G ED VR
このショットは忍野村の原っぱにコスモスが自生しているのを見つけて撮影した。ドライブや散歩中にこういう名もないスポットを発見するのも富士山撮影の醍醐味ですね。
花と富士山を撮るときは どこにフォーカスを当てるか悩む人も多いだろう。ざっと考えて以下の4パターンが存在すると思う。
1) 花にピンをあてて富士山をぼかす
2) 富士山にピンを当てて花をぼかす
3) 間にピンを置いて思いっきり絞り込んでパンフォーカスで撮る
4) 手前と奥にピンを置いて2枚撮って1枚に合成する。
私は 1) を選択することが多い。富士山は少々ボケていても存在感があって絵になるが、花が中途半端にボケていると残念な感じになる。3) もたまにやるが、絞りすぎると「小絞りボケ」と呼ばれる現象が起こって画質が低下するので、それを覚悟しないとならない。4) は「フォーカススタッキング」と呼ばれるデジタルならではのテクニックで知らない人も多いかもしれない。これは無風でないと厳しいし、フォーカスブリージング(ピントの位置によって画角が変化してしまうこと)が激しいレンズだと、一枚に合わせるのが難しいので、滅多に選ばない選択肢だ。
コスモスが咲く頃になるとそろそろ初冠雪の時期である。今年はいつになるだろうか? ちなみに、今年はすでに初雪は降っているが、初冠雪はまだである。甲府地方気象台から白い状態を目視できないと初冠雪とは言わないそうだ。また富士吉田市は「初雪化粧」宣言をしている。去年は両方共10月18日と遅めで、一昨年は9月12日だった。
Nikon D800E w/ AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED
そうそう、撮った時は気が付かなかったのだが、朝霧高原で超広角で撮ったショットの隅に月見草が写り込んでいた。全く意識しないで月見草と富士山を撮ったのがなんとなく嬉しかった。月見草には、こういう写り込み方がよく似合う。
Nikon AF-S 18-35mm f/3.5-4.5G ED
マップカメラの下取り15%UPキャンペーンにつられて、AF-S 60mm F2.8マクロを下取り出して買ってしまいました。軽くて、安くて、高解像で気に入っています。しかし、ボケ味はいまいち。パンフォーカスで風景メインの人には良いレンズ。
SIGMA ART 24-105mm f/4 DG OS HSM
とても気に入っているのですが、あまり売れていないようです。重いですが、高解像でボケ味も良い。
上記2本ほどではないが、解像度はなかなか良い。軽い。しかしAF-S18-35mmと同様の傾向のうるさい感じのボケ。SIGMA 24-105が来てからあまり使わなくなった。
Nikon AF-S 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR
ニコンが誇る超広角ズーム。高解像でボケ味も良い。しかし高くて重い。また、前玉が飛び出しているので、フィルターも特殊なホルダーを使わないと使えない。
※WordPressをサブディレクトリ型で多言語化する作業に伴い、2019年12月26日に日本語部分だけを切り離して投稿。